自社EC構築時には、どのような構築方法があって、それぞれどのようなメリット、デメリットがあるでしょうか?
◆自社でインフラから構築
メリット
- 自社のルールに完全に準拠できる
- 自社で全てをコントロールできる
デメリット
- インフラ(筐体、OS、ミドル、アプリケーション)の構築初期コストなどがかかる
- インフラの運用監視コスト、人的コストが発生する
- 運用に関しては死活監視、脆弱性対応やサーバーメンテナンスなど多岐にわたる
- 数年に一度、リニューアルするコストが発生する(自前で構築したインフラは性能劣化する)
- 継続的な開発コストを必要とする
◆パッケージを購入してカスタマイズ
メリット
- 自社業務をパッケージに適応すれば短期間で導入可能
- 選択肢の中から選ぶことができる
デメリット
- インフラの初期コスト(筐体、OS、ミドル)はかかる。
- カスタマイズに難があったり及び高コスト
- 運用に関しては死活監視、脆弱性対応やサーバーメンテナンスなど多岐にわたる
- 数年に一度、リニューアルするコストが発生する(自社インフラは基本劣化する)
- 継続的な開発コスト
- パッケージのアップデート作業は困難
◆ASP・SaaS
メリット
- 設定のみで即時スタートしやすい
- プラットフォーム側が新機能を提供する
デメリット
- カスタマイズは基本出来ないので、自社固有の仕様、連携は実現しにくい
- 小規模向けのものが多い
- インフラ(ネットワーク等)の制御は不可能
こうやってみると、EC構築には
- 自社でインフラを持つとコストと手間がかかるが、自社仕様にコントロールできる
- パッケージを購入するとカスタマイズ+インフラ構築運用コストで高額になるが、パッケージに合わせた業務をスタートしやすい
- SaaSだとインフラは持たなくてよいけど、設定しかできない(カスタマイズできない)
のパターンがあるのですが、どれも、今一つではありませんか? 自社インフラを持てば、インフラのアップデートが大きな手間になります。 パッケージをカスタマイズすれば、アップデートが困難になりがちです。SaaSは自社仕様にカスタマイズできません。
このように「なぜ、自社EC構築の方法は、インフラが高額だったり、アップデートが出来なかったり、自由度が足りなかったりするのだろうか?」
Commerbleは、この点について思考を続けました。