ここでは、ECのマクロ情報・市場規模について調査した内容を日本国内と越境ECに分けてまとめています。
1.日本のEC市場規模
2019年のEC市場規模は、19兆3609億円で前年比7.65%成長しています。EC化率はまだ6.76%であり、将来的にはまだまだ伸びしろがあると言えます。
1-1.物販系のBtoC
物販系BtoCのEC市場規模を商品の分類別に見てみましょう。
下図より、繰り返す購入する食品等消耗品より一度の購入に限られるような家電・書籍などのEC化率が大きいとことが分かります。
1-2.サービス分野のBtoC
次に、サービス系分野のBtoCのEC市場規模を見てみましょう。
下図より、サービス系分野は旅行サービスの占める割合がとても大きいことが分かります。また、飲食サービスの成長率は2018年41%、2019年14%と非常に高いと言えます。
2.越境のEC市場規模
令和元年において、日本・米国・中国の3か国間における越境ECの市場規模は、いずれの国でも増加しました。
下図より、中国消費者による日本事業者からの越境EC購入額は、1兆6558億円(前年比7.9%増)、米国事業者からの越境EC購入額は2兆94億円(前年比16.3%増)であり、昨年に引き続き増加していることが分かります。
参考 経産省,2020