図にあるように、「決済代行、検索、レコメンド、メルマガ、CRM、基幹システム、WMS」など、自社ECシステムは、様々なシステムや外部サービスと連携する必要があり、一つのシステムを導入しても完結しません。連携はシステム稼働後の永遠の課題となります。
自社ECシステムと外部サービスが連携するメリットとは?
連携する必要があると書きましたが、そもそもどのようなメリットや必要性があって自社ECシステムと外部サービスを連携するのでしょうか?いくつか例を上げてみます。
●決済代行
VISA、MASTERといった複数種類あるクレジットカードやコンビニ前払い、後払い、キャリア決済といった様々な決済の支払を代行してくれます。決済代行を利用することによって契約と支払い一元化のメリットを得ることが出来ます。
●POS
POS(point of sales)は販売時点情報管理のことです。小売業において商品の販売・支払いが行われるその場で、その商品に関する情報を単品単位で収集・記録し、商品売り上げ情報を把握し、それに基づいて売上や在庫を管理するためのシステムです。店舗で買い物をする会員とECシステムで買い物をする会員を同一会員として扱えるようになります。
メリットは、店舗で購入した際にもらったポイントやインセンティブを使ってECシステムで買い物をすることができるようになり、ユーザーの満足度や再来訪のきっかけを提供することです。
●WMS
WMS (Warehouse Management System) とは倉庫管理システムは、倉庫機能と流通センター管理をサポートおよび最適化するように設計されたソフトウェアアプリケーションです。
出典:wikipedia
ECシステムとWMSは「出荷情報の授受」や「出荷の通知」「出荷時の支払確定」「キャンセル」「返品」など密接な関係にあります。やり取りとしては基本双方向になります。この連携を手動ないし、人的なコミュニケーションで連携すると非常な手間になります。
ECとWMSの連携を自動化することは人的な負担やミスを減らし、業務効率を向上し、1日あたりに出荷可能な数を増やすなど事業に多大なメリットを提供します。
他にも連携は膨大にあり外部サービスとの連携は、ECの可能性を伸ばすためには必要不可欠なものとなります。
自社ECシステムと外部サービスを連携するのに必要なAPIとは
APIとは、あるコンピュータプログラム(ソフトウェア)の機能や管理するデータなどを、外部の他のプログラムから呼び出して利用するための手順やデータ形式などを定めた規約のことです。
出典:e-words
APIを使えばアプリケーション作成時に必要な機能を外部ソフトウェアから呼び出せるので、プログラミングの記述を省略でき、開発時間の短縮、コストの削減につながります。
Commerbleは自社ECシステムにおけるデータのすべてをAPIとして保有しています。受注情報を受注管理システムに提供したり、WMSから受注の出荷情報を受け取ったり、商品情報を広告の事業者に送ったりする際など、膨大にある連携処理の中で活躍しています。
Commerbleは基幹システムとの連携事例が豊富
基幹システムとの連携事例が豊富なため、こちらに掲載されていないシステムとの連携もAPIがあれば廉価に対応することが可能です。CommerbleはこのAPI部分に柔軟性があり、基幹システムとの連携コストも廉価に実現することが可能です。
これまで未接続の基幹連携に関しても、低コストな連携実績があります。Commerbleは外部サービスとの連携実績が豊富
これまでの連携実績の一部は以下のページにまとめられています。
Commerble EC PaaS 連携先一覧
他の実現手段との比較
●ASP,SaaSで構築した場合
一般的に、サービス提供側から提供されるモジュールの仕様に業務を合わせる必要があります。自社ビジネスに必要な機能が存在するか、業務を合わせることができるか確認が必要になります。
また、導入後自社でモジュールを改善できるカスタマイズ性が基本的にありません。
●オープンソースやパッケージで構築した場合
外部サービスとの連携はモジュールがあれば利用できるケースもあります。その場合は、利用するモジュールの仕様に業務を合わせる必要があります。
モジュールがない場合は、自分で実装することになります。APIを保有していないプロダクトが中心なので、実装コストが高額になる傾向があります。また、そのモジュールについても継続してアップデートを管理する必要があります。
●スクラッチで構築した場合
一般的に外部サービスとの連携は都度実装したり、自分たちで管理する必要が発生したり、保守料金の値上がりに繋がるなどのケースがあります。
●自称クラウドで構築した場合
外部サービスとの連携が高額ないし、既存モジュールの利用時には仕様が制限されるケースが多いです。
まとめ
本物のクラウドであるCommerbleを利用することによって、自社業務に合わせた形で外部サービスとの連携を実装することが可能です。