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Commerble EC のカスタム範囲

上図はCommerble ECのカスタム可能な領域を表しています。領域は3つのカスタムレベルに区分されます。

カスタムレベル 説明
セルフカスタム EC事業者のユーザーが自由にカスタマイズできます。
オーダーカスタム 弊社に申請することでカスタマイズできます。
カスタム不可 共通システムのためカスタマイズできません。

これらのカスタムが可能な箇所をカスタマイズすることでお客様固有のECを構築することができます。

カスタム不可な共通システムの箇所もカスタム内容によっては提携パートナーと連携することでご希望にそえることもありますのでまずはお問い合わせください。

セルフカスタム

セルフカスタム可能な個所は大きく分けて2種類あります。

  • テンプレート:各ページの見た目をカスタマイズできます。
  • 外部バッチ処理:REST APIを利用して基幹連携や定期配送などのバッチやサブシステムを構築できます。

テンプレートには次の3種類あり、これらのテンプレートを編集することで、さまさまなデザインのWebページやメールを作成することができます。

  • サイトテンプレート:自由に指定したURLのドキュメント(html/json/xml/etc...)を記述します。
  • カートテンプレート:配送先指定ページや支払方法指定ページなどのECに必要不可欠なページを記述します。
  • メールテンプレート:受注確定メールなどの自動送信メールを記述します。

これらのテンプレートでは、テンプレート言語にRazor(日本語PDF)を採用しているため、プログラマブルなページ整形が可能です。 テンプレートの編集にはRazorの理解がある程度求めらますが、サイトデザインのご用意が完了しだい弊社もしくは提携パートナーが代わりに実装を請け負うことも可能です。 また、サイトデザインの改善やリニューアルに関してお悩みがございましたら、提携パートナーをご紹介することもできます。

各テンプレートからカート用データのリードアクセスは限定的になっており、その度合いは各テンプレートで異なります。
サイトテンプレートでは、テンプレート用APIで取得できるデータのみ参照できます。カートテンプレートはそれぞれのページに必要なデータのみ参照できます。メールテンプレートではフルアクセスが可能です。

また、テンプレート用APIは「オーダーカスタム」カスタムレベルです。

オーダーカスタム

オーダーカスタム可能な個所の多くはサービス利用開始時に仕様の策定とカスタム実装を実施いたします。

  • CMSスキーマ:サイトデザインにかかわるデータ構造です。データはCMS管理画面から自由に入力できます。
  • パイプラインモジュール:パイプラインで実行される1処理をカスタムできます。例えば、ポイント計算などお客様固有の仕様を作成できます。
  • キャンペーンモジュール:パイプラインモジュールの実行前後に処理を挿入できます。既存のキャンペーンモジュール以外に必要なものがあれば作成できます。
  • データ連携スクリプト:カートデータからCMSデータへデータコピー・変換が行えます。
  • テンプレート用API:サイトテンプレート・カートテンプレートでカート用のデータを参照するためのAPIです。
  • 業務特化データ:受注データにお客様の業務に特化したデータの項目を追加できます。

カスタム不可

ECシステムとして、一般的な機能および仕様はカスタム不可な共通システムとしてご提供しております。

  • CMS管理者機能:テンプレートや見た目にかかわるデータを管理します。
  • カート管理者機能:商品や受注管理、キャンペーンなどカートにかかわるデータを管理します。
  • カートスキーマ:カートにかかわるデータ構造です。
  • カートパイプライン:新規注文パイプライン、注文変更パイプライン、注文キャンセルパイプラインの3本です。
  • バッチ処理:メール送信などの共通処理用のバッチです。

カートスキーマはカートデータの構造でありカスタムできません。しかし、受注データにお客様固有の業務特化データを付与できます。この業務特化データは「オーダーカスタム」カスタムレベルです。

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